2027年の七十二候一覧|約5日ごとの季節の名前と読み方
二十四節気をさらに細かく、約5日ごとに分けた季節の暦が七十二候(しちじゅうにこう)です。「桃始笑(ももはじめてさく)」「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」のように、動物や植物、天気の小さな変化で季節を表しているのが特徴です。この記事では、2027年の七十二候が始まる日を一覧にまとめ、名前の読み方と楽しみ方を紹介します。
七十二候とは
七十二候は、1年を24に分けた二十四節気を、さらに3つずつ「初候」「次候」「末候」に分けたものです。もとは古代中国で作られましたが、日本の気候に合わないものもあったため、江戸時代に渋川春海らが日本の風土に合わせて作り直しました。現在よく使われているのは、明治時代の「略本暦」に載った七十二候です。
それぞれの候は、太陽の通り道(黄道)の上を太陽が5度進むごとに切り替わります。そのため、1つの候の長さはおよそ5日間になります。
2027年の七十二候 一覧
日付はその候が始まる日です。読み方は資料によって少し異なる場合があります。2027年1月1日〜4日は、前年から続く冬至の末候「雪下出麦」の期間です。
| 始まる日 | 二十四節気 | 七十二候 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 1月5日(火) | 小寒・初候 | 芹乃栄 | せりすなわちさかう |
| 1月10日(日) | 小寒・次候 | 水泉動 | しみずあたたかをふくむ |
| 1月15日(金) | 小寒・末候 | 雉始雊 | きじはじめてなく |
| 1月20日(水) | 大寒・初候 | 款冬華 | ふきのはなさく |
| 1月25日(月) | 大寒・次候 | 水沢腹堅 | さわみずこおりつめる |
| 1月30日(土) | 大寒・末候 | 鶏始乳 | にわとりはじめてとやにつく |
| 2月4日(木) | 立春・初候 | 東風解凍 | はるかぜこおりをとく |
| 2月9日(火) | 立春・次候 | 黄鶯睍睆 | うぐいすなく |
| 2月14日(日) | 立春・末候 | 魚上氷 | うおこおりをいずる |
| 2月19日(金) | 雨水・初候 | 土脉潤起 | つちのしょううるおいおこる |
| 2月24日(水) | 雨水・次候 | 霞始靆 | かすみはじめてたなびく |
| 3月1日(月) | 雨水・末候 | 草木萌動 | そうもくめばえいずる |
| 3月6日(土) | 啓蟄・初候 | 蟄虫啓戸 | すごもりむしとをひらく |
| 3月11日(木) | 啓蟄・次候 | 桃始笑 | ももはじめてさく |
| 3月16日(火) | 啓蟄・末候 | 菜虫化蝶 | なむしちょうとなる |
| 3月21日(日) | 春分・初候 | 雀始巣 | すずめはじめてすくう |
| 3月26日(金) | 春分・次候 | 櫻始開 | さくらはじめてさく |
| 3月31日(水) | 春分・末候 | 雷乃発声 | かみなりすなわちこえをはっす |
| 4月5日(月) | 清明・初候 | 玄鳥至 | つばめきたる |
| 4月10日(土) | 清明・次候 | 鴻雁北 | こうがんかえる |
| 4月15日(木) | 清明・末候 | 虹始見 | にじはじめてあらわる |
| 4月20日(火) | 穀雨・初候 | 葭始生 | あしはじめてしょうず |
| 4月25日(日) | 穀雨・次候 | 霜止出苗 | しもやんでなえいずる |
| 4月30日(金) | 穀雨・末候 | 牡丹華 | ぼたんはなさく |
| 5月6日(木) | 立夏・初候 | 蛙始鳴 | かわずはじめてなく |
| 5月11日(火) | 立夏・次候 | 蚯蚓出 | みみずいずる |
| 5月16日(日) | 立夏・末候 | 竹笋生 | たけのこしょうず |
| 5月21日(金) | 小満・初候 | 蚕起食桑 | かいこおきてくわをはむ |
| 5月26日(水) | 小満・次候 | 紅花栄 | べにばなさかう |
| 6月1日(火) | 小満・末候 | 麦秋至 | むぎのときいたる |
| 6月6日(日) | 芒種・初候 | 螳螂生 | かまきりしょうず |
| 6月11日(金) | 芒種・次候 | 腐草為螢 | くされたるくさほたるとなる |
| 6月16日(水) | 芒種・末候 | 梅子黄 | うめのみきばむ |
| 6月21日(月) | 夏至・初候 | 乃東枯 | なつかれくさかるる |
| 6月27日(日) | 夏至・次候 | 菖蒲華 | あやめはなさく |
| 7月2日(金) | 夏至・末候 | 半夏生 | はんげしょうず |
| 7月7日(水) | 小暑・初候 | 温風至 | あつかぜいたる |
| 7月12日(月) | 小暑・次候 | 蓮始開 | はすはじめてひらく |
| 7月18日(日) | 小暑・末候 | 鷹乃学習 | たかすなわちわざをならう |
| 7月23日(金) | 大暑・初候 | 桐始結花 | きりはじめてはなをむすぶ |
| 7月28日(水) | 大暑・次候 | 土潤溽暑 | つちうるおうてむしあつし |
| 8月2日(月) | 大暑・末候 | 大雨時行 | たいうときどきふる |
| 8月8日(日) | 立秋・初候 | 涼風至 | すずかぜいたる |
| 8月13日(金) | 立秋・次候 | 寒蝉鳴 | ひぐらしなく |
| 8月18日(水) | 立秋・末候 | 蒙霧升降 | ふかききりまとう |
| 8月23日(月) | 処暑・初候 | 綿柎開 | わたのはなしべひらく |
| 8月28日(土) | 処暑・次候 | 天地始粛 | てんちはじめてさむし |
| 9月3日(金) | 処暑・末候 | 禾乃登 | こくものすなわちみのる |
| 9月8日(水) | 白露・初候 | 草露白 | くさのつゆしろし |
| 9月13日(月) | 白露・次候 | 鶺鴒鳴 | せきれいなく |
| 9月18日(土) | 白露・末候 | 玄鳥去 | つばめさる |
| 9月23日(木) | 秋分・初候 | 雷乃収声 | かみなりすなわちこえをおさむ |
| 9月28日(火) | 秋分・次候 | 蟄虫坏戸 | むしかくれてとをふさぐ |
| 10月3日(日) | 秋分・末候 | 水始涸 | みずはじめてかるる |
| 10月8日(金) | 寒露・初候 | 鴻雁来 | こうがんきたる |
| 10月13日(水) | 寒露・次候 | 菊花開 | きくのはなひらく |
| 10月18日(月) | 寒露・末候 | 蟋蟀在戸 | きりぎりすとにあり |
| 10月24日(日) | 霜降・初候 | 霜始降 | しもはじめてふる |
| 10月29日(金) | 霜降・次候 | 霎時施 | こさめときどきふる |
| 11月3日(水) | 霜降・末候 | 楓蔦黄 | もみじつたきばむ |
| 11月8日(月) | 立冬・初候 | 山茶始開 | つばきはじめてひらく |
| 11月13日(土) | 立冬・次候 | 地始凍 | ちはじめてこおる |
| 11月17日(水) | 立冬・末候 | 金盞香 | きんせんかさく |
| 11月22日(月) | 小雪・初候 | 虹蔵不見 | にじかくれてみえず |
| 11月27日(土) | 小雪・次候 | 朔風払葉 | きたかぜこのはをはらう |
| 12月2日(木) | 小雪・末候 | 橘始黄 | たちばなはじめてきばむ |
| 12月7日(火) | 大雪・初候 | 閉塞成冬 | そらさむくふゆとなる |
| 12月12日(日) | 大雪・次候 | 熊蟄穴 | くまあなにこもる |
| 12月17日(金) | 大雪・末候 | 鱖魚群 | さけのうおむらがる |
| 12月22日(水) | 冬至・初候 | 乃東生 | なつかれくさしょうず |
| 12月27日(月) | 冬至・次候 | 麋角解 | さわしかのつのおつる |
| 2028年1月1日(土) | 冬至・末候 | 雪下出麦 | ゆきわたりてむぎのびる |
七十二候の楽しみ方
七十二候の名前を知っていると、毎日の景色の中に季節の変化を見つけやすくなります。たとえば3月中旬の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」は、青虫がモンシロチョウになるころ。6月中旬の「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」は、蛍が飛び始めるころを表しています。昔の人は、腐った草が蛍になると考えていたのです。
夏至の末候「半夏生(はんげしょうず)」は雑節の半夏生と同じ時期で、田植えを終える目安とされてきました。季節の手紙の書き出しや、日記、写真のタイトルに七十二候の言葉を使うのもおすすめです。
