春分の日・秋分の日はなぜ毎年変わる? 決まり方と2035年までの予定日
ほとんどの祝日は日付が決まっていますが、春分の日と秋分の日だけは、年によって日付が変わります。法律にも日付は書かれていません。この記事では、春分の日・秋分の日がどのように決まり、いつ発表されるのかを、今後の予定日とあわせて解説します。
法律には「春分日」「秋分日」としか書かれていない
祝日法では、春分の日は「春分日」、秋分の日は「秋分日」と定められています。祝日の意味は、春分の日が「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、秋分の日が「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」です。
「春分日」とは、太陽が春分点を通過する瞬間を含む日のことです。天文学では、太陽の通り道(黄道)上の位置を「黄経」という角度で表し、黄経0度が春分点、180度が秋分点です。太陽がこの点を通過する時刻を日本時間で計算し、その日が祝日になります。
日付が毎年変わる理由
地球が太陽のまわりを1周するのにかかる時間は、約365.2422日です。カレンダーの1年は365日なので、太陽が春分点を通過する時刻は、毎年およそ6時間ずつ遅れていきます。4年に1度のうるう年で1日戻されるため、日付は3月20日と21日のあいだを行き来します。
現在は春分の日が3月20日か21日、秋分の日が9月22日か23日になる年がほとんどです。うるう年の調整のしかたの影響で日付は少しずつ早まっていき、計算では2092年と2096年に、春分の日が3月19日になります。
正式な日付は前年の2月に発表される
春分の日と秋分の日の日付は、国立天文台が天文の計算をもとに求め、毎年2月の最初の平日に、翌年の「暦要項(れきようこう)」として官報に掲載されます。たとえば2027年の春分の日と秋分の日は、2026年2月に発表されました。
それより先の年の日付も計算で予想できますが、正式に決まるのは前年の2月です。カレンダーや手帳に数年先の春分の日・秋分の日が印刷されている場合は、計算にもとづく予定日と考えてください。
2026年〜2035年の春分の日・秋分の日
| 年 | 春分の日 | 秋分の日 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 3月20日(金) | 9月23日(水) | 確定 |
| 2027年 | 3月21日(日) | 9月23日(木) | 確定 |
| 2028年 | 3月20日(月) | 9月22日(金) | 計算上の予定 |
| 2029年 | 3月20日(火) | 9月23日(日) | 計算上の予定 |
| 2030年 | 3月20日(水) | 9月23日(月) | 計算上の予定 |
| 2031年 | 3月21日(金) | 9月23日(火) | 計算上の予定 |
| 2032年 | 3月20日(土) | 9月22日(水) | 計算上の予定 |
| 2033年 | 3月20日(日) | 9月23日(金) | 計算上の予定 |
| 2034年 | 3月20日(月) | 9月23日(土) | 計算上の予定 |
| 2035年 | 3月21日(水) | 9月23日(日) | 計算上の予定 |
春分の日や秋分の日が日曜日にあたる年(2027年の春分の日、2029年・2035年の秋分の日など)は、翌日の月曜日が振替休日になります。2032年は秋分の日が水曜日で、敬老の日(9月20日)とのあいだの9月21日が国民の休日になる見込みです。
春分の日は本当に昼と夜が同じ長さ?
春分の日と秋分の日は「昼と夜の長さが同じになる日」といわれますが、実際には昼のほうが少し長くなります。日の出と日の入りは、太陽の上の端が地平線に重なる時刻で決めるうえ、大気で光が曲がって太陽が少し浮き上がって見えるためです。東京では、春分の日の昼の長さは12時間を10分近く上回ります。
お彼岸との関係
春分の日と秋分の日は、お彼岸の「中日(ちゅうにち)」にあたります。中日の3日前が彼岸入り、3日後が彼岸明けで、合わせて7日間がお彼岸です。2027年の春のお彼岸は3月18日〜24日、秋のお彼岸は9月20日〜26日です。
